厳木のジビエ料理に舌鼓!

 皆さん、最近話題のジビエ料理をご存じですか?

 「ジビエとは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。」(出典:日本ジビエ振興協会HPより)

 このように、ジビエは、上流階級の貴族しか食べられなかった貴重な食材で、フランス料理界では、古くから高級食材として重宝されてきたのだそうです。そのジビエ料理を以前紹介した「麺屋二〇三」の田中さんが、ご馳走してくださるということで行ってみました。

 食材は、びっくりするほどきれいなイノシシの肉でした。田中さんは、イノシシを自分でさばくそうで、銀座の高級料理店にもイノシシの肉を提供しているのだそうです。

 初めて見ましたが、イノシシのソーセージです。見るからに美味しそうですね。

 まずは、イノシシのレバーとタン、ハツを食べさせていただきました。今までイノシシの肉を食べたことはありましたが、正直、食感や匂いにあまりいい印象を持っていませんでした。イノシシの内臓は初めて食べましたが、これが本気で美味しいではありませんか!!塩とコショウだけのシンプルな味付けが、食材のよさを際立たせます。イノシシの内臓と聞いて、本当に食べられるのかと思いましたが、全く匂いもなく、あまりの美味しさに驚くばかりでした。

 イノシシ肉のソーセージも絶品でした。一般的なソーセージより味が濃厚で、これもめちゃめちゃ美味しすぎます。そして、メインは、あばらの骨付き肉です。これが、更にヤバい!もちろん塩とコショウだけでいただいたのですが、味わい深い脂と引き締まったジューシーな肉が絶妙のハーモニーで、ジビエが高級食材として重宝されるのが理解できました。

 ジビエには、動物の尊い命を奪う代わりに、すべての部位を料理に使い、生命に感謝をささげるという精神が流れているそうです。田中さんは、イノシシの肉を美味しくいただくために常に研究し、心を込めてさばくそうです。食材のよさを100%引き出す田中さんの技術のすごさに驚きました。今回、そんな田中さんの作ったイノシシの肉を食べさせていただき、ジビエの崇高な精神に少し触れることができたような気がしました。

 田中さんのイノシシの肉は、厳木道の駅で購入することができます。気になった方は、ぜひ一度食べてみてはいかがですか?(※ジビエは、絶対に生で食べないように注意しましょう。)

(お問合せ) 厳木道の駅 0955-63-3737

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