ルールやマナーを守ることが自分の遊び場を守る

 いつもフィッシングパークひらののご利用ありがとうございます。

 フィッシングパークひらのは、本日からやっと営業が再開できました。臨時休業を通して、多くのお客様からの「ここがなくなったら遊ぶところがなくなる」という言葉がとても痛かったです。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 今回、生き物を扱うという管理釣り場運営の難しさを痛感いたしました。当然ですが、管理釣り場は魚がいなければ成立しないからです。しかし、異常気象による高水温化や豪雨等の自然災害での水の供給停止、ウイルスや細菌による病気の発生等、様々な要因で魚はあっけなく死んでしまいます。そのリスクを最小限にして管理をしていくことの難しさは、管理釣り場に共通した悩みだと思います。つまり、釣り人がエリアトラウトフィッシングを楽しめるのは、管理釣り場のたゆまぬ努力によって成り立っているものなのです。

 しかし、気温や水温、雨など自然現象の要因に関しては、どうしようもないところがあります。ある程度予防や対処はできても、根本的に防ぐことは無理です。しかし、根本的に防げることがあります。それは、人的な要因です。

 管理釣り場には、守るべきルールがあります。また、釣り人としてのマナーがあります。これらは、釣り人の心がけ次第で改善できるものです。例えば…相変わらずカエシ付きの針を使っている人、鯉のエサを勝手に撒き餌して釣ろうとする人、釣り場内でたばこを吸う人、釣った魚を子どもに素手で持たせて写真を撮る人、釣った魚を地面に置く人…ずっと気になっていました。特に致命的なのがカエシ付きの針でのダメージです。これまでにも、肛門からフライが出たまま泳いでいる魚や、口元にルアーやフライが付いたまま泳いでいる魚がいました。ストレスで免疫力が低下し、傷ついたところから細菌に感染して病気になった可能性があります。皆様には、この機会にもう一度考えていただきたいと思います。

 この度、改めて感じましたが、フィッシングパークひらのの魚は、当施設でエリアトラウトフィッシングを楽しむ方の財産なのです。魚が病気になったり、死んだりすれば休業せざるを得なくなり、釣りを楽しみにしていただいている多くの方に迷惑が掛かります。

 今回、9月10日の1日だけのオープンだったにもかかわらず、すでに口元にオレンジのスプーンをぶら下げながら泳いでいるニジマスが発見されました。針にカエシがついているのだと考えられ、非常に残念です。

 「お金を払っているから何をやっても良い」ではないのです。また、「自分くらいなら大丈夫だろう」という安易な行動が、釣り場全体を危機的状況に陥れてしまう可能性すらあります。ご利用の皆様には、「自分の遊び場は自分で守る」という意識を持っていただきたいと思います。ルールやマナーを守って施設を利用する方以外は、来ていただく必要はありません。いえ、むしろ来ないでください!!

 今後、このような休業をできるだけ起こさないように、釣り場の管理徹底に尽力してまいりたいと思います。ご利用の皆様におかれましても、ルールやマナーを守って釣りを楽しんでいただけるよう、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

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